自分で間取りを決めた家に住んで3年目の私。(三菱地所ホームの注文住宅)
「間取りを自分で考えて担当者に提案する」ことは賛否両論あると思いますが、自分で作って、そしてしばらく住んでみての感想を正直に語っていきます。
はじめに結論から言うと、私の場合は自分の間取りにおおむね満足しており、後悔はありません。
でも自分で間取りを考えることは、「簡単」とも「成功しやすい」とも言えない面があるのも事実かと思います。
「間取りって自分で決められる?」を私なりに答えるなら
間取りは自分で決められないこともない・満足している人もいる(私)・ただデメリットを認識しておいた方がいいし、成功する条件はなかなか限られている気もする(^^;)
私も満足しているけど大成功なのかは10年くらい暮らさないと分からないかも
(でもそれは設計士さんの間取りも、同じ。)
・・そんな感じ(^^;)
今回の記事では
- 私が自分で間取りを決めて提案した理由
- そもそも「間取りを自分で」は、どこまで可能か
- 自分で考えた間取りで実際に生活してみた結果、私が満足だと思えた理由
- 間取りを自分で考えて成功しやすい条件
- 自分で間取りを考える場合のメリット・デメリット(注意点)
などを書いていきます。
特に私の場合、入居してすぐの感想ではないのが強みかも。
専業主婦として2児のママとして、自分で間取りを考えた家で毎日生活して3年目になってからの感想を率直に書いておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
私が自分で注文住宅の間取りを決めた理由
一般的な注文住宅の場合、間取りの決め方として多いのが、設計士さんからの提案を受けて、打ち合わせを重ねながら手直していく方法だと思います。
が、うちの場合、ほぼ私がすべて決めました。
その理由を一言でいうのは難しいのですが・・・
端的に言うと「私のこだわりと要望が多い&細かすぎたため自分で決める方が納得度が高かったから」です。
・・・ちなみにですね。端的に言わないで箇条書きすると下記のようになります。
(時間のある方だけザーッと読んでください)
① 私のこだわりと要望が多くて細かかったから
② 多すぎて細かすぎて、ハウスメーカーにすべてお伝えするのは気が引けたから
③ でもそれは単なる「遠慮」ではなく、たぶん設計士さんに「そんなにすべてを叶えるのは不可能だから、柔軟性を持たせることも大事なので~ウンヌン」と苦言を呈されるレベルの多さだったので、常識的にもお互いのためにも伝えるべきでないレベルだったから
④ そんなわけで要望を全て伝えなかったため、どんなに腕のいい設計士さんでも私の要望を全て叶える形を実現できなくて当然だから
(なんなら自分で間取りを作り始めて初めて自分の要望を整理して直すこともあるので、仮に全て伝えて全て叶えてもらったとしても大幅に直して頂く可能性大で、それはもう厄介な施主コース必至・・)
⑤ 実際、はじめに頂いたどのプランを見ても細かい部分で「違う」と思ってしまい私が納得できなかったから
⑥ 結局自分の希望をほぼ全て叶える間取りを全部自分で決める方が早かったし、それが唯一私の満足する方法だったから
⑦ 私が選んだ、三菱地所ホーム「スマートオーダーFitセレクション」なら間取りの枠ができており「全て自分で決める」のが可能だったから
⑧ 私が前の家からずっと「家事や育児に楽な動線・自分の好みの暮らし方」をいつも考えているような人だったので、”表面的な要望を集めて、結果動線が不便な家になる”というような間違いが起こらなかったから
⑨うちの場合、私の夫が間取りについては特にこだわりはなく全面的に私に任せてくれたから
面倒くさいですねぇ・・面倒くさい施主(の妻)ですねぇ・・・
フォロワーさんが引いていく音がします。。
ですが、はっきり言って新しい家の間取りの良し悪しは、私の価値観からすると、人生の豊かさと幸せに直結します。
あまりにも大きなお金でお買い物をしようとしているせっかくの機会に、遠慮や妥協や我慢をするわけにはいきませんでした。
私の感覚的な部分も含む要望を全て伝えることは多すぎて申し訳ないから気が引ける、
かといって「違う」「理想から遠い」と思う間取りプランから、要望をまた伝えて、あとは相手にお任せでまた提案いただいて・・・をなんど繰り返しても、このままじゃそう簡単にまとまる気がしない!
と早めに感じ取ったので
家事動線から便利な収納位置から、将来の部屋の使い方まで全部自分で計画したうえで、自分で線を引いて自分の希望を叶えた間取りを作ってしまったというわけです。
間取りプラン決定までの 我が家の打合せの流れ
提案して頂いた間取りプランを、私が「違う」と思ったとはいっても
私の場合、担当者の方や設計士さんと関係が悪くなったり、何度も何度もやりとりや討論をしたようなことはなく、流れとしては大変スムーズでした。
具体的には、「間取り決めにあたり要望を教えてください」と言われて最低限譲れない要望をお伝えしたあとは
間取りプラン提案を頂いて「うーん」と思いながらもっとこういうのがいいというポイントなどを返信、
さらに提案いただく・・というのをたしか2、3回ほどやりとりしたあたりで、
「もう私が決めちゃえ!」と本気で考え、私が自分で決めた間取りを提案。
ハウスメーカー側にチェックいただき、「いいですね。これでいきましょう」と、すんなりOKを頂きました。
一か所トイレのドアの位置だけ一マス便利な方に移す提案をしてくださり、そこは自分で気づいていなかったウッカリだったので感謝!
他は「もっとこうした方が便利ですよ」と言われることもなかったし、私自身、それを「私のこれまで言った要望を全て実現したプランだし、動線や日当たりは問題ないし、無駄なスペースを最低限まで削ったし当然♪」と感じていた満足ぶり(^^;)
あとはその後の打ち合わせの際に少し窓の位置等を調整しただけで最終決定したと思います。
そして実際住んでいる今、自分で決めた間取りにとても満足しています。
担当者さんや設計士さんも渋い顔を一つもすることなく、これでいきましょうと言ってくださり、
もしかしたら内心「自分で決めてきちゃったよ・・(残念)」と思われたのかもしれませんが、間取りで何度もやりとりするようなこともなくすんなり次のステージに移ることができたのは、お互いにとって効率が良かったのではと思います。
そもそも「自分で全て間取りを決める」のは素人に可能?
ところで、そもそも壁の大きさなどの基本的な設計方法の知識がない私が「間取りを全て自分で」なんて本当にできたの?という疑問がありますよね。
こだわりの多い施主さんでも「要望をたくさん伝えて、手直しを数えきれないほどしてもらう」ことはあっても、すべて自分で線をひいて、それが採用されるには、ある程度の建築知識が必要なはず。
が、うちの場合、三菱地所ホームのスマートオーダーFitという注文住宅商品を選んだので、それができてしまいました。
スマートオーダーFitとは完全自由設計ではなく、いわゆる注文住宅だけど、壁や階段の位置などに少し制限のある注文住宅。
お値段がお得で定額制な分、「二階建て」「フレームが決まっている」などの縛りがある商品なんです。
(だけど内装や設備は三菱地所ホーム品質というのも、また魅力。)
※公式ページ
SMART ORDER Fit | スマートオーダー | 三菱地所ホーム (mitsubishi-home.com)
そのため土地に合わせてフレーム=外壁の形とサイズ を選んでしまえば、最低限必要な壁の位置などが決まった状態で間取りづくりがスタートします。
設計的に計算された壁などの位置が決まっていて、あとは自由に部屋の数や広さ・キッチンや扉の位置を決められるという商品なので、素人の私が考える間取りでも、設計的に無理ということが起きない仕組みだったんです。
また定額制なので、間取りをいくら変更しても見積もりが上下しないという心理的安心感があったのも大きかったです。
もし完全自由設計の注文住宅だったら、設計の知識がない私は自分で間取りを決めることができませんでした。
そういうわけで、もし間取りを一から自分で考えたいという方は、設計の知識が必要なことは頭に入れておく必要があります。
ただ専門知識がない場合でも、設計士さんと打ち合わせを重ねてある程度の家の形・大きさや主な部分が固まってから、
必要最低限な壁などを聞き、そこから自分好みに組み直して相談するのは良いかもですね。
(私も、自由設計だったらそうしたかもしれません)
間取りを自分で決めるメリット
間取りを自分で決めるメリットは、当然ですが
自分の要望を自分の優先度を絶妙に実現した形で叶えることができる
これに尽きるのじゃないかなと思います。
あとはハウスメーカーや工務店によりますが、もしかしたらお値段に関係してくる場合もあるかもしれません。
また自分で早めに間取りを決められれば、間取りプラン決定までに、設計士さん側と言葉で伝わりにくい部分をやりとりを重ねる手間や時間が省けることもありますね。
ただ、間取りを自分で決めたいと感じる方の多くが「自分の希望を自分の思う形で叶えたい」という思いがあるのではなかなと思います。
ただ、間取りを自分で決めるデメリットを予め知っておくことは大事です。
間取りを自分で決めるデメリット
プロは「間取りを自分で考えてしまう施主」をどう思っているのか
デメリットの前に、すこしSNSで見かけた意見をご紹介します。
というのも、私はTwitterで注文住宅や家のことを発信することがあり、そのなかで「注文住宅を検討中の方」「住宅建築関係のお仕事をされている方(ハウスメーカー営業さん・設計の資格を持つ方など含む)」の発信に触れる機会がぐんと増えました。
そこで感じるのは、「間取りを全部自分で決めてしまう施主」は、プロ側からも、そして一緒に住む家族側からも
全面的に賛成モードで受け入れられていることが、なかなかないということ。
誤解を生じてはいけないのですが、「やってはいけない」のではないのです。
最低限のクオリティがそろっていれば住む人が満足しているかが一番大事なことなので、そこが叶っていれば大勝利です。
たとえば・・・私のように(急に文章がずうずうしくなった)。
ただ間取りを自分で考えるデメリットを考えるとき、プロを含めた色んな声を知っておくことは無駄ではないと思いますので、これまで私が見聞きした意見をすこしご紹介します。
ちなみに私は家が建ってからTwitterを始めたので、間取りを考えた当時は以下のような考え方は知らず、知っておきたかったと思う内容です。
※特定の方の意見ではなく、複数の家関係のアカウントの方の発信を1年以上眺めてきてよく見聞きすると感じたものを、私の言葉でまとめております
【私がTwitterなどで見聞きした「自分で間取りを決める施主」についての声】
- 希望を詰め込みすぎて、寄せ集め状態になり、動線や暮らしに不便が出てしまう
- 目先の要望しか見えてない間取りになり、将来に余白を残せない(変化に対応しづらい)間取りになってしまう
- 設計士さんにお任せすることで、自分では考えつかない暮らしやすさを実現してもらえる
- プロであり広い視野で提案してくれる設計士さんに任せないのは、もったいない
実際の発信と言葉やニュアンスは違うのかもしれませんが、上のような声を時々見かけたように思います。
主に住宅営業などプロの方からが多いですが、注文住宅を建ててすでに住んでいる方からの実感としても聞いたことがある気がします。
プロの方の場合、 プロの考えからすると不便・無理と分かる間取りなのに、それを押し通したり何度も注文をつける頑固な施主さんに困ったご経験などがあって「素人は間取りを決めようとするな」という本音を持っている方もいるのかな・・?なんて感じたりもしますが、これは私の勝手な想像です。
また施主側からの声で、ご家族が間取りを自分で作ろうとしている(自分の希望とは違うから困る・自分は設計士さんの間取りを見たいのに)・・などのパターンも時々聞き、
自分は良くてもご家族の希望と違う場合、自分が間取りを全て決めてしまうことで一緒に住む人が不満を抱えてしまう可能性も感じます。
そんな発信たちに触れてきたこともあり、私自身は今回の記事で「うちは私が間取りを決めました」と書くことで
「しょせん素人が要望を詰め込んだ間取りは~」と、眉をひそめられるのではないかという怖さもあったりするくらいです。
ただ私の場合は、自分で決めてよかった!と満足していますので、それについては後ほど詳しく書きますね。
デメリット・注意点まとめ
というわけで、間取りを自分で考えるデメリットをまとめてみます。
間取りを自分で決めることを決める前に(ややこしい)、注意点として知っておきたいですね。
【デメリット】
●設計の計算は素人には不可能。せっかく考えても希望の間取りが叶わない可能性がある
●通風・照明・日照などの計画は、どう考えてもプロの方が上
●部分的な「希望」を詰め込んだだけになると、動線や暮らしに不便が出る可能性がある
●目先の希望を叶えるのも大事だが、余白を持たせないとライフステージの変化に対応しづらくなることがある
(決めすぎず、家族の年齢・人数・家具・好みなどの変化があることを含めて考えられると良い)
●良い設計士さんだと、好みを伝えるだけで施主が思う範囲以上の提案をしてくれるが、その機会がなくなる
●一緒に暮らす人が全面的に任せてくれるなら良いが、好みや要望が違うとその人が満足できない可能性がある
施主側がすべて希望を詰め込んだ間取りを持ってきて、それがそのまま採用されること・・
それには、以上のようなデメリットが出やすい部分はあるのかなと思います。
自分で間取りを考えると、自分の知る範囲の希望を自分の好きな形で実現できる一方、良い設計士さんに当たると自分の知らない「暮らしの最高」を、その家に住むことで教えてもらえる可能性がある これは知っておきたい点だと思います。
ただ・・・
大きいと思えるこれらのデメリットたちですが、全てすりぬけて「自分で間取りを決めて、メリットばっかり大成功」となる可能性だってあると思います。
「良い」設計士さんじゃなかったら・・?
設計士さんとの相性や好みが合わなかったら・・?
あなたが自分の好みを把握して間取りに落とすのが上手かったら・・?
私が思う「間取りを自分で決めて成功する条件」を、私が今の間取りに満足している理由と合わせて次でまとめます。
私が自分で考えた間取りに満足している理由
私が間取りを決めた注文住宅に実際住んでみた結果
私の場合、自分の考えた間取りの家に住んで2年以上が過ぎました。
生活してみても、子育て・家事・動線・収納・リラックス・・・色々な面でとても使いやすく「私が求めていた間取り、これこれ!」「楽~♡」という感じ。
自分を一番分かっている自分が、自分の使いやすい形・好みの形を実現したのだから、使いやすくて当たり前!と思えます。
今から当時の打ち合わせ時に戻ったとしても、やはりまた自分で提案することを選ぶと思う・・(^^;)
\そんな私の考えた間取りとこだわりポイントはこちらから見られます/
間取りの後悔ポイントは、あるといえばある
ただ、間取りの後悔ポイントが全くないかというと、少しあります。
何もない壁をもっと増やせばよかったというのと、ダイニングの南窓を横長で高くすればよかったということ。
壁については、まさに「余白」が少なかったという話。
建具・窓・家具を置く場所ばかり考えてしまい、それらを引いて残った壁が思いのほか狭いのばかり。絵を掛けたりプロジェクターで壁をテレビにしたり、新しい家具を置くのに候補となる広い壁が少なかったな~という反省です。
ダイニング窓については、外からの視線が気にならないけど日の光は入るような高い細い横長窓にすることで、目線問題も、それこそ壁少ない問題も、ブラインド閉めがち問題も解消できたのにな、と。
でも「自分で間取りを決めた」せいでの後悔ではないのかも
でもそれって、設計士さんに間取りをお任せしたら解消した問題かというと、必ずしもそうでない気もするんですよね。
間取りを自分で考えたから起きた後悔ポイントでなくて、自分が気づいて採用できなかった故の後悔に思える・・。
ダイニングの窓なんて、設計士さんのプランでは大きい掃き出し窓だったのを、私が外からの目線と自分のLDKでの居所を自分で計算して、絶妙な場所に小窓を2つにするプランに変えたくらいだし・・・
(結果、日照は取れながらも、外からの視線はギリギリラインで遮れているので小窓にして本当によかった!)
掃き出し窓をどちらかにずらして左右どちらかの壁を広くしたかったと思った寝室も、窓の大きさなど打ち合わせしているときにそんな視点の提案はなかったし、通常掃き出し窓って中央につけるものだと思うので、ずらした方がよかったと思う私の感覚の方がイレギュラーだと思うし・・・
壁については、間取りを完全にお任せしていたら広い壁がもっとあったかもしれません。が、そのために捨てる私の要望もあると思うので、すべてわかっていても私は天秤にかけた上で、壁より自分の優先事項を取っていたかもしれません。
ここまでの内容から、読んでくださっている方は、うちの担当設計士さんが受け身だというイメージを持たれているかもしれません。
事実、担当さんもですが、間取りを自分で引いて持ってきた私にすんなりOKを下さり、あまり大胆な提案や意見はされないまま打ち合わせが終わりました。
が、頼りなかったかというと逆で、設計士さんはすごく雰囲気がいい方で、醸し出す雰囲気やご年齢肩書などから私は信頼おけると思っていました。
ただ、私の案をやんわり否定して、良かれと思ってご自身の信念を貫かれるタイプの方だったら、私の性格にはNGだったかもしれません。
それがもし、誰かにとって「どんどん積極的に進めてくれて思いもよらない案をくれる、良い設計士」かもしれない方でも。
例えば日射とか暮らしの可能性とかオサレなデザインとか、そういうのが得意で「これがいいはずです」なんてガンガン提案してくれるような。
私の場合、その人に、自分が長年の生活から結論を出した自分の希望(細かい&大量。でも私にはとても大切)を「余白が必要です」「求めすぎない方がいいですよ♪」なんて流されて採用してもらえなかったりしたら、そもそも不満爆発で信頼関係が築けなかった気がします。。
なのでやっぱり私にとっては、デメリットを上回って、間取りを自分で決められてよかった なんです。
そう考えると性格やこだわり含めて、相性のよい設計士さんとは、人それぞれ。
いい設計士さんと出会い、自分の変なこだわりは少なく、おおらかな心でお任せして「素晴らしい暮らしを提案してくれた!」となる施主さんがいるならうらやましいです。
ただ私の個人的な感想を上げると、少しの後悔ポイントがあっても致命的な後悔は一つもなく、「これ使いづらかった」、収納動線についての「この位置失敗だった」がない間取りを作れた・・・
これって、なかなか成功したんじゃない??なんて、自分では思っています。
自分で間取りを決めて成功しやすい7つの条件
ただ、そう思えている理由というか「条件」は確かにあると思うんです。
【私の思う、自分で間取りを決めて成功できる人の条件】はこんな感じ。
★まずは担当設計士さんに要望を伝えて何度かやりとりをしてみて、伝わらないもどかしさや方向性や相性の違いなどから、今後の打ち合わせ難航が想像される・・・
(お任せで線を引いてもらって「この設計士さん素敵」と思えるなら、この先も思いがけない良い提案をしてくれる可能性が高いので、自分で考えるよりお任せか、都度やりとり式の方が吉かもです!)
★自分に譲れない要望が多い or 細かくて 他人より自分で間取りを作る方が実現できそう・伝えられそうという思いと熱意がある
(結果、もしプロからデメリット等の指摘があったら冷静に判断することも大事♡)
★暮らし方の好み・要望とその理由が自分のなかでよく分析できていて、ぶれない
★自分の暮らしやすい動線・収納量&位置・部屋の使い方を、自分の引く間取りで実現できる
(家事・育児・子供自身・在宅勤務など、生活を想定して間取りに落とし込める)
★家族の年齢や人数・ライフステージの変化もある程度予想して、間取りを考えられる
★自分で自分のしたい暮らし方をよく分かっている自信があり、今の設計士さんに任せて広げる可能性よりも(あるいは理想の設計士さんを探し出す熱意よりも)、自分で考える間取りで暮らしが豊かになる可能性の方が高いと感じる
★一緒に住む人が、その間取りに賛成してくれる
上記の条件を多く満たしているほど、デメリットを越えてメリットが勝って満足しやすくなるのだと思います。
もちろんその前に、設計(構造計算)上の部分をクリアしていること、が必要ですし
風通し・日射などの計画もプロの力を頼りたい部分ですから、そこは上手く相談しつつですね(*^-^*)
(ちなみに通風計画については、うちは全館空調の家を選んだため窓は開けないことが前提なこともあり、実際住んでからの後悔は全くありません。が、私自身、窓の多い一軒家育ちなのに結婚して窓の少ない縦長間取りのマンションに住み、風通しについて不満タラタラだったので、日当たりと風通しの良い家に住みたいという理想は強く、それを考えた窓位置にしました。もし家の保温のために「最低限の窓で、日照と風通しは完ぺき」という家を実現するには私の知識は不十分ですが、私が満足する家にするには十分な日当たりと風通し(季節がいいときは全館空調でも開けたくなります♪)を確保できていると思います。)
そして、今挙げたこれらの条件にほとんど当てはまっているのが私でしたし、それが、私が自分の考えた間取りに対して満足度が高い理由なのだと思います。
もちろん私の場合、完璧に「分析できて、ぶれない」わけでもないし、完璧に「ライフステージの変化」に対応した間取りにできたつもりもありません。所詮、素人です。
人生とともに好みも変わりますから、普通に数年後ぶれるかもしれないし、今はまだ3年目だけど、将来ライフステージが変わったときに普通に後悔してるかもしれません(^^;)
でも当時、設計士さんが私の譲れない要望たちを叶えた上で、将来我が家のライフステージ変わっても最高!と思える間取りを作ってくれたかどうかは不明だし、その前に今の我が家の間取り以上に今の私を満足させられるプランを考えて提案してくれたのかというと・・
やっぱり「私、自分で考えた間取りで満足」という感想には変わりないのです。
当時知ってたら利用した!無料で複数間取り案をもらえるコレ
ちなみになんですが、当時は知らなかったのですが、無料で希望を反映した間取りプランを作ってくれるっていうサイトがあるのですね。
契約していなければ、誰でも無料で、自分の選んだ会社で作ってもらえます。こちら。
私の場合、こちらを使ったとしても「要望が多くて伝えきれない」のは同じなので、まるまる採用することはないと思うし、三菱地所ホームのスマートオーダーFitを選んで自分で間取りを考えた可能性は大きいのですが
一つ思うのは、自分の最低限の要望を実現したプランの中でも、複数、色々な可能性を知っていたら自分で考えるときも幅が広がったかもしれないな・・ということ。
なんてったって無料なので、最適な間取りをめっちゃシュミレーションしつつ模索したい私にとっては、注文住宅を検討しはじめた最初の段階で、とりあえず複数もらって、ワクワク妄想と可能性を広げたかった♡
というのが正直なところです。知ってたら絶対利用してました。
会社を自分から選べるところも良いです。(不特定会社から一斉に連絡が来て困ることもなさそう)
(こういうサイトって一見よくありそうで「無料なのはハウスメーカーとの引き合わせまで」ってところも多く、意外と間取りを無料で作成してくれるのは貴重みたいです。
基準をクリアした注文住宅専門会社のみで、土地探しも無料で可能らしいので、間取りの可能性を広げたい方は是非)
自分で間取りプランを考える話 まとめ
私が自分で間取りを考えた話は、以上です。
私の場合、色んな意味で自分で間取りを考えるのが合っていたのだと思いますし、実際住んでみても使いづらさを感じることがほとんどありませんでした。
それは運もおおいにあると思うし、また、今は満足でもこれから後悔ポイントが出てきてしまうこともあるかもしれません。
それでもやっぱり、自分で考えたことに後悔はないのです。
ただ一番の理想を言えば「相性と腕の良い設計士さんに出会い、こちらの要望をうまく叶えつつ、さらにプラスアルファの暮らし方の提案をして可能性をプロの力で広げてもらう」こと。
間取りを自分で考えることについて、デメリットがあろうが人に何か言われようが、住む人が満足できればそれで一番と書きましたが、
良い会社や設計士さんに出会えて、さらに未知なる可能性を広げてもらえたら、言うことなしですね。
ただしそれは「理想」であって、これはという設計士さんに出会う難しさや、自分が自分の要望をよく分析検討して言語化する難しさ、その方を信じてお任せすることの心理的ハードルなど色々ありますから・・
正解はなくて、結局、施主さんがどういう理由で何を選択するかなのですけどね。
色々書きましたが、この記事が今間取りを考えようとされている方や、そのご家族の参考に少しでもなっていれば嬉しいです!
読んでいただき、ありがとうございました。
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