- エアロテックFit について詳しく知りたい
- お値段は?エアロテックとの違いは?
- マンション・中古・建売・・うちにはつけられる?
- 実際に使っている人の感想を聞いてみたい
- エアロテックFit の動作音は?
こんなお悩みにお答えします。
筆者情報 ・・・ ここ
三菱地所ホーム SMART ORDER Fit SELECTION の家に住む、主婦ブロガー。
エアロテックFit が24時間稼働する家でこのブログを書いています♪
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エアロテックFit とは
エアロテックFit を一言で言うなら・・・
基本性能はそのまま!
延床面積100 ㎡前後の住宅に合わせて規模と価格を抑えた待望のエアロテックシステム
というところかと私は思っています。
戸建へはもちろん、マンションリフォームなども視野に入れて開発されたものです。
エアロテックFit の詳細については、下記のページが分かりやすいので引用します。
2018年10月の三菱地所ホームの発表の内容などを説明したページです。
それによるとエアロテック Fit は・・・
従来は延床面積215㎡(65坪)を1システムで対応する1機種だったのを、室外機を従来の2台から1台に減らし、コストダウンを図るなどし、延床面積115㎡(35坪)以下でも対応できるようにした商品。従来は200万円弱だったものを150万円で提供する。
第一次取得層向けの受注促進を図るとともにマンションエアロテックリフォーム、分譲マンション、分譲戸建て、賃貸向けに展開していく。
https://www.rbayakyu.jp/rbay-kodawari/item/4356-fit
そもそも「エアロテック」とはどのようなもので、エアロテックのどんな「基本性能そのまま」がエアロテックFit にも受け継がれているのかは、これから詳しく解説していきます。
が、ここでお伝えしたいのは、新製品エアロテック Fit の登場が満を持しての発売だったということ。
実は私たちの家、ちょうどこのエアロテック Fit が発売されて数か月以内に契約しました。
契約前に、担当営業さんが私たちに「このエアロテックFit は、まさに私たち営業にとっても「待ってました!」という商品なんです。」とポロリと話してくれたのを覚えています。
たしかにそれまでのエアロテックは、快適さは素晴らしくて商品としては魅力的。
でも、一般的な戸建よりは広い範囲を対象としており、その分お値段も高く、
営業するにしてもどうしてもハードルが高かったものでした。
それが、上記の通り35坪以下対象で、しかもお値段が安い新商品ができた・・
これって、より一般的な家庭にも人気が出て売れやすくなること確実ですもんね。
エアロテックFit について、三菱地所ホームの公式ホームページはこちら
エアロテックFitの価格は?エアロテックの値段との違いは?
エアロテックとエアロテックFit の違いについて、性能面より先にまずお値段の違いから見てみましょう。
先ほど挙げた引用ページによると
- 従来のエアロテックは200万円弱だったものを、エアロテック Fit では150万円で提供
- 従来商品(エアロテック)より約25%価格を抑えた
ということ。
エアロテック設置には、例えばリフォームの場合はおおまかに本体+工事費用がかかりますが、エアロテックFit ではその本体価格が50万円ほど下がっているということです。
エアロテックFit を搭載した注文住宅「SMART ORDER Fit」の価格帯
エアロテックのついた新築の家を希望する場合は、保証面・コスト面・完成までの期間面などから圧倒的に「三菱地所ホームの注文住宅」を選ぶのが良いと思います。
なかでも多くの方におすすめとなるのが、三菱地所ホームのエアロテックFit に特化した新商品「SMART ORDER Fit」(以下スマートオーダーFit)という注文住宅です。
スマートオーダーFit は、家の外枠や階段位置などがある程度決まった複数の「フレーム」を選ぶことで
一から注文住宅を建てるよりもずっとお得にエアロテックFit 付の注文住宅を購入できるというもの。
その本体価格は、
24.04~32.56坪(様々な広さ・形のフレームあり)で、
本体価格が1490~1700万円
と、従来の三菱地所ホームの注文住宅としては大変お求めやすい価格帯になっています。
※価格は2021.6月時点での情報です
SMART ORDER Fit について、公式ページはこちら
というわけで、新築戸建でエアロテックFit を使いたい場合は、スマートオーダーFit 、または三菱地所ホームの注文住宅(スマートオーダーFit より価格は上がります)が基本。
が、
「建売などの別会社の建てた新築戸建に、追加工事でエアロテックFit を付けることはできるの!?」
という疑問にも、この記事の最後の方「建売など新築戸建にエアロテックFit 追加工事はできる?」の項目で答えております。
エアロテックFit とエアロテックに備わる、魅力的な基本性能
エアロテックの基本的な性能はそのままと謳われているエアロテックFit。
ではそもそもその「エアロテックの性能の魅力」とはどのようなものでしょうか。
エアロテックFit になっても変わらないエアロテックの魅力を、私のユーザー目線でのレビューも交えながら、項目別に説明していきます。
エアロテックFit &エアロテックの魅力①空気清浄しながら24時間換気
エアロテック=三菱地所ホームの全館空調システムと言えますが、
単に「一台で全ての部屋に冷暖房を送れるシステム」というわけではありません。
魅力的なのは、家中に冷暖房がいきわたって快適な暮らしができるだけではなく、
- 花粉や粉塵をカットしてから空気を家の中に取り込む、空気清浄機能
- 窓を開けなくとも、家中の空気が淀まず入れ替わる換気システム
が付いていること。
全館空調ですから、冷暖房だけでなく空気清浄も換気機能も、24時間稼働。
こまめにオンオフする必要がなく・・というより、24時間稼働する前提で省エネになるようにつくられています。
快適な温度の部屋だけではなく、空気清浄機も全館全部屋搭載されていて、窓を開け閉めする換気も必要のない家になるイメージです。
私の経験ですが、たとえばお線香を炊いたり焼肉などにおいの強い料理をした後、窓を閉め切ったままでも、しばらくするとにおいが消えてきれいな空気になるように感じています。
もちろん、その場で窓を大きく開ける方が早く空気が入れ替わるので気になる場合はそうしてもいいのですが、
窓を閉め切ったままでも、24時間稼働している空気清浄機能と換気機能のおかげでやがてにおいがきえると知っているので、面倒になって開けないことも多い・・・そんな暮らしをしています。
エアロテックFit &エアロテックの魅力②チリや埃も家の外に排出してくれる
これ、住んでみて本当なんだと驚いたことの一つなのですが、エアロテック(うちはエアロテックFit )の家は、床にホコリが溜まらないんです。
ホコリって、空気中の小さなチリが床で集まってできるもの。
エアロテックの場合、常に空気が循環していて、そのようなチリが床に落ちて溜まる前に排気として出してくれているので、ホコリにならないようです。
前に住んでいた古いマンションでは、何日か掃除をしないような部分は普通にホコリが溜まっていたので、新居ではホコリをほぼ見ないことが感動的です。
(髪の毛や小さなくず等は落ちるので掃除機はかけます。また換気システムで空気の流れができにくいテレビ台の後ろなどは、私のようにしばらく掃除せず放置しているとホコリがたまります。でも前の家に比べて溜まり方はかなり少ないです。)
エアロテックFit &エアロテックの魅力③家中、温度差のない快適な空気に
一番に挙げてもいい項目でもありますが、これぞ全館空調の大きな魅力です。
どの部屋も、そして廊下やトイレにも冷暖房がいきわたり、暑い夏も寒い冬も、とにかく快適。
部屋の温度をキープするための室内ドアは必要ありません(我が家は防音面やプライバシー面で室内ドアをつけましたが)。
真冬に廊下に出たとたんクシャミが出るような、家の中の急激な温度差とさよならできます。
そのためヒートショックの心配もなくなり、ご高齢の方にも安心です。
うちの場合、子どもたちの真冬のお風呂上がりに「とにかく早く着せなきゃ」という不安から解放してくれたのがエアロテックFit です。
また子どものトイレトレーニングの際も、寒い日に何度も子どものパンツを脱がせてトイレに連れていく気持ち面の負担もほとんどありませんでした。家自体が子育ての見方になってくれるのも、毎日のことだからとても助かるんです。
エアロテックの快適さは3種類あって、
- 家のなかでの急激な温度差がなくて快適
- 部屋中がほぼ同じ温度で快適(天井と床、中心と窓側の温度差がほとんどない!)
- 上の方に吹き出し口はあるものの、エアコンのように風向きや強さが気にならない、穏やかな出かたで快適
と、私は実際のユーザーとして感じています。
特に②と③は、エアコンやオイルヒータ―を使用していた以前には実現できなかったことなので感激ものです。
風についてはそもそも、毎日使用していて「給気口から風が出てきている」という感覚はなく、「穏やかに空気が出てきている」というイメージ。日常生活で風が当たって気になるようなことはありません。
風向きは上下に替えられるので、寝るときに顔にふんわり当たるという場合などは調節可能です。
音は一切しないので、眠るときにも快適です。
エアロテックFit &エアロテックの魅力④部屋ごとに温度設定ができる
エアロテックの大きな特徴として、部屋ごとに温度調節が可能=設定温度を部屋ごとに変えられる というものがあります。
全館空調は、三菱地所ホームのエアロテックだけでなく他のハウスメーカーも売り出していますが、部屋ごとに温度設定を変えられない場合が多いようです。
でも部屋ごとに温度を変えられず家中一律って・・全館空調なのは魅力的だけど、地味にストレスになりそうじゃないですか?
たとえば冷え性の奥さんがリビングで高めの温度設定でリラックスしたいのに、暑がりのお父さんが寝室で温度を低くしたいと思った・・それだけでもうアウトというか。
ある意味、部屋ごとにエアコンを付け、お父さんだけクーラーをかける、という方が快適性は上のような気もします。
その点エアロテックなら、部屋ごとに温度設定を動かせるのでとても快適です。
私の家では冬、寝る数時間前から寝室だけ室内ドアをしめて他より3℃ほどあたたかくしておいたり、夏場の脱衣所は他より2℃低くしたりしています。
せっかくの全館空調なのに、エアコンのときより温度設定に不満を抱えるようなことにはならないこの機能。我が家にとっても必要不可欠なものになっています。
エアロテックFit &エアロテックの魅力⑤電気代が安い
とはいっても全館空調って・・・やっぱり電気代、お高いんでしょう・・?
と思いませんか?
でもエアロテックの電気代は、公式によると
年間冷暖房費→約40000円(対して個別冷暖房を使う一般住宅は約73000円)
という試算。
試算なのでもちろん広さや運転状況などで変わるとは思いますが、一般の住宅でエアコンなどを付けて過ごすよりも、だいたい1/2近くまでお安くなるようなシステムのようです。
これについては私自身も、エアロテックFit の家に住む前から「ほんとに~??」と疑・・ではなく興味津々だったのですが、
実際住んでみた結果、前のマンションよりも電気代がかなり安くなりました(驚)
24時間365日つけっぱなしで、です。
ただ残念ながら「エアロテック分Fit 分の電気代がいくらか」については、電気代の明細を見ても、家で使用した全体の電気代が分かるだけなので不明です。
ただ、実際の明細の写真を載せるので比べてみていただければと思います。
2月の電気代・前の家
48727円(ちなみに1月も48000円台でほぼ同額でした)
高いですね・・・!
古めの建物で特に寒かったし、赤ちゃんもいたのでケチらず暖房をつけていたのです。結果的に今の新居での冬の室温と同じくらいになる設定温度でした。
2月の電気代・エアロテックFit を使った今の家
21647円(新居から電気代とガス代を一括にしたので、上の請求額はガス代との合計額です)
8月の電気代・前の家
14867円。
8月の電気代・エアロテックFit を使った今の家
11820円。
と、うちの場合、暖房時期には約半分、冷房時期には約2割減 いう変化がありました。
ちなみに今の家はエアロテックFit を前部屋24時間稼働させっぱなしですが、前の家では消す時間があったり冷暖房をきかせていない部屋があってのこの違いです。
うちの場合、私が専業主婦で日中も家にいますし、子どもが小さいので冬は暖かめにし、ドライヤーやレンジも良く使う家なのでエアロテックFit の新居に住んでも結局電気代はお高めです。
ですが、これだけ電気代が下がったのは事実です。
エアロテックFit &エアロテックの魅力⑥掃除・メンテナンスが楽
他社の全館空調の場合、外から配管内まで掃除をする必要があったりするようです。
が、エアロテックの日常のメンテナンスは楽です。
2週間に1度、本体(室内)のフィルターを出して、掃除機で吸うだけ。
そして年に1回、専用技術を持ったプロのメンテナンス(10年間無料)が入り、本体やら配管の点検やお手入れをしっかりやってもらいます。フィルターも交換してくれます。
例えば数か月に一回自力で大掃除をしたり、フィルターを自費購入して交換する全館空調の場合、結局忙しかったり忘れたり、多少は大丈夫という意識で遅れていきそうな気がしませんか?
エアロテックの場合は、普段は2週間に1度掃除機で簡単に吸い、あとは無料でのプロのメンテナンスから日程調整の連絡が来るのであとはお任せ・・・
私個人的には、とても楽で安心のサービスだと思っています。
エアロテックFit &エアロテックの魅力⑦保証が長期10年間
エアロテックとエアロテックFit の保証は10年間。
10年経つまで、保証もあるし、年1回の無料プロメンテナンスも続きます。
エアコンでは考えられない長さです。
それだけ三菱地所ホームが性能を誇るシステムということでしょうし、サービスが手厚くて安心とも言えます。
じゃあ10年経ったらどうなるのかというと、有料であればプロのメンテナンスは受けられますし、10年経ったら壊れる可能性が一気に上がるというわけではないようです。
10年以上経っても性能が変わらず快適に使えているというユーザーの声もあります。(というか10年を過ぎて壊れたり使えなくなったり修理に苦労したという声は、私はまだ聞いたことがありません。)
私としては、10年も無料でメンテナンスしてもらったらそれ以降は有料でも払うよという気持ちですが、
この10年保証を「他ではなかなかない優良なサービス」と捉えるか「それ以降は保証がないなんて困る」と捉えるかは人によるのかもしれませんね。
エアロテックFitとエアロテックの違い
さて、エアロテックFitとエアロテックの違いですが、まとめるとこんな感じです。
【エアロテック】
- 価格 → 本体価格200万円ほど
- 一般的な住宅より広い対応範囲でつくられている(冷暖房能力・価格・規模など)
- 室外機2台
【エアロテックFit 】
- 価格 → 本体価格150万円ほど
- 延床面積100㎡前後の住宅の冷暖房負荷に合わせて冷暖房能力が設定。低能力運転時にも高効率。
- 室外機1台 ←特にマンションリフォームでエアロテックFit を入れたい場合、魅力的かと思います
けっこう違いますよね。
100㎡前後の家を想定した、コンパクトで快適さは変わらないエアロテックが現れたのなら、価格もお得だしエアロテックFit の方を採用したい!と思われる方も多いのではないでしょうか。
エアロテックFit は、エアロテックの家を希望する人にも、三菱地所ホームにとっても待望の新商品だったと言えるのです。
エアロテックFitがおすすめな人
というわけで、エアロテックFit が合っている方・おすすめな方というのは、シンプルですが
延床100㎡前後の家でエアロテックを使いたい人 全員
ということになります。
全館空調のエアロテックの家に是非住んでみたいけれど、エアロテックや、エアロテック付きの三菱地所ホームの注文住宅を購入するには予算が足りないという方も、エアロテックFit を選ぶことで可能性はぐっと上がります。
特に、一から新築の家を建てたいなら「スマートオーダーFit 」はいちおし。
フレーム制であることや2階建てという制約はありますが、三菱地所ホームの注文住宅のハードルを予算的にかなり下げてくれています。
(私がまさにそれでエアロテックの家に住む夢が叶った一人です♪)
注文住宅を検討されている方へ
ちなみに、この記事を読んでくださっている方のなかには、三菱地所ホームや、そうでなくとも「注文住宅」の購入を検討している方もいらっしゃるかと思います。
そんな方に早い段階でのご利用をおすすめしたいのが、希望に合う間取りを複数の会社から取り寄せられる無料一括サイト。
無料の一括サイトってたくさんあってよく分からない・・というイメージですが、こちらのタウンライフだと、
- 厳格な基準をクリアした注文住宅専門会社のみ
- 間取りの作成も無料(無料一括サイトはハウスメーカーとの引き合わせまでというところも多い)
- 土地探しも無料で可能
- 資金の相談も無料で可能
- 申し込みの段階で、希望に合う会社を自分で選ぶので、むやみやたらに連絡が来て困るということがない
など、他の一括サイトにない、かなり良い条件がたくさんあることに気づいたので、私は無料サイトなら断然タウンライフ一択をおすすめします。
三菱地所ホームを選べますし、全館空調をつけられる他のハウスメーカーも登録されています。
まだ契約をしていなければどなたでも利用できますので、すでに心の中で会社が決まっている方も、無料で間取りを複数もらった中でとっておきのアイディアと出会える可能性もあります(・・と、私は後から利用しておけばよかったと思いました(^^;))
よかったらこちらのリンクからご覧ください。
無料であなたにあった間取を作成する(タウンライフ)大量の電話が鳴りそうで怖い方も、ご自身で会社を選べるのでコントロール可能です。また電話が来てほしくない場合は、備考欄に「電話でなくメールでの連絡希望」と書けば、対応してもらえるそうです。
エアロテックFit の動作音はどんな感じ?
ここで、エアロテックFit の動作音について少し触れてみます。
(これは実際に私が生活してみての感じたことなのでエアロテックとの比較はできませんが、構造と仕組みが同じことを考えるとエアロテックも同じことが予想されます。)
各部屋の給気口
各部屋の給気口(冷暖房の風が出てくるところ)については、無音です!
エアコンを使っていた頃の感覚とは全然違います。音もせず、そよそよ出てきている感じ。風が直接強く当たってくることがなく、ゴーという音がしているのを聞いたことがありません。
ただこれは私個人の感覚です。(でも、全く音がしていないと思うんだけどな・・という感じ。エアロテックの給気口からの音がするというユーザーの方はぜひご一報ほしいです!)
エアロテックFit 本体
本体というのは、半畳ほどの機械室のことです。
24時間、換気も冷暖房なども稼働し続けているわけですから、ずっと動作音がしていそうですが・・
実は私、1年半住んでいて全然気になっておらず、感覚としては無音ぐらいの認識でいましたが、改めて近づいて耳をすませてみると、普通にゴーと音が鳴り続けていました(苦笑)
静かに、一定に、ゴー・・という音です。
私が気づかなかった理由は、おそらくうちのエアロテックFit の機械室がLDKから室内ドアを隔てた玄関ホールにあるから。
設計士さんがそんなことはめったにしないとは思うのですが、もしエアロテックFit 機械室が寝室に直接面していたり、リビングの真横にある場合、夜静かになったときなどに気になる人は気になると思います。
(止まったり動いたり、激しい起動音がするわけでなく一定ではありますが、確実に音はします。)
ただ私個人的には、リビングの近くであっても室内ドア一枚隔てているだけで長期間、無音と勘違いするほど気にならなかったわけですし、2階に上がってしまえば階段のすぐ下にある機械室の音は聞こえない程度。
人により、位置による話ですが、寝るときなどの音に敏感な方は、少し間取り計画のときに意識をされるといいかもしれません。
エアロテックFitへのリフォーム 中古戸建やマンションは?
さて、エアロテックFit は新築注文住宅だけでなく、中古戸建やマンションでのリフォーム展開も視野に入れて開発されました。
リフォームの詳細については、こちらの資料に詳しい情報が載っています(三菱地所ホームが2019年2月に発表した「エアロテックFit リフォーム」発売開始についての資料)
『定額制メニュー「エロテックFit リフォーム」発売開始』
これによると、家にエアロテックFit を入れられるリフォームは定額制メニューとして、大きく2つあるようです。
一つは、家族構成の変化等により1階での生活が中心となっている世代向けに、1階のみをエアロテックFit リフォームする「シニア層向けリフォームプラン」
もう一つは、100㎡前後の中古戸建や70㎡程度のマンションなど、新たに家を購入する世代向けの「中古を買ってリフォーム検討層向けプラン」です。
それぞれの価格設定などは下記の通り。
【シニア層向けリフォームプラン】
●戸建 → 次世代省エネルギー基準以上の20坪の木造住宅(2×4工法、在来工法)
1階のみリフォームの場合、790万円(税別)
【中古を買ってリフォーム検討層向けプラン】
●戸建 → 次世代省エネルギー基準以上の30坪の木造住宅(2×4工法、在来工法)
1・2階リフォームの場合、910万円(税別)
●マンション → 次世代省エネルギー基準以上の70㎡のマンション、
スケルトンリフォームの場合、1075万円(税別)
ただ、注意したいのがいずれも「次世代省エネルギー基準以上」の戸建やマンションと書いてあること。
エアロテックやエアロテックFit を入れるには、そもそも冷暖房システムを機能させるために気密・断熱性の高い建物である必要があります。
そのため、次世代省エネルギー基準をクリアした、比較的新しくて性能の良い家であることが求められるのです。
ただ当然ですが、中古戸建や、中古マンションの場合、その基準を満たしていない場合もあると思います。(むしろ私の感覚では、その方が多いと思います・・)
その場合、気密断熱を強化する工事をしてから、エアロテックFit を入れていくことになるので、上記の定額メニュー価格よりずっとお値段が高くなってしまうことが予想されます。
上記資料にも、その住宅の断熱仕様や広さによって、価格が変動する旨が記載されています。
ただ私の探した限りでは、三菱地所ホームから建物が古い場合の目安となるリフォーム価格の案内が出ている様子はなく、次世代以外の住宅のお見積り予想については個別でのご相談でしか分からない可能性が高いです。
建物の様子を見て、個別に工事費用のお見積りをもらってから判断するしかないということです。
リフォームしたい住宅の建て方や様子によっては、エアロテックFit リフォームが不可能という場合や、かえって新築より高額になってしまうパターンもあるかもしれません。
気になられる方は、まずはお気軽に、三菱地所ホームへの個別のご相談をおすすめいたします。
建売など新築戸建にエアロテックFit 追加工事はできる?
ところで、リフォームというと中古戸建やマンションのイメージが強いですが、
エアロテックFit の場合、なかには建売や別会社の注文住宅で購入した新築にエアロテックFit を追加搭載したいという方もいらっしゃるかと思います。
この場合も、エアロテックFit リフォームということになり、原理的には中古戸建やマンションのリフォームと同じ要領で設置が可能です。
ただ、これも前の項で挙げた通りの「次世代省エネルギー基準以上」などの条件が必要で、可否や価格についてはケースバイケースになることが考えられますので、お問い合わせが必要です。
エアロテックFitの家に実際住んでみての感想
最後に、エアロテックFit の家を発売後すぐに夫が購入し、1年半以上住んでいる私の感想(住み心地)を書きたいと思います。
温度やお手入れなど具体的な部分の感想は、すでに上で「エアロテックFit &エアロテックの魅力」として書いたので、気持ち面での全体的な感想を言いますが、
一言で言うと、最高・快適・満足・幸せ です。
最高とか幸せというのは、あくまでも展示場でエアロテックの存在を知り空気を体感してエアロテックに惚れこんだ私が、エアロテック付きの家に住みたいという夢を叶えられて、住んでみたら期待を裏切らずやはり快適だった・・という意味での、主観的な思いです。
他の全館空調や他の会社と徹底的に比較しての客観的な「最高」ではありません。全館空調が合わない方も、他の会社の全館空調の方が合う方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、この記事で解説したエアロテックとエアロテックFit の特徴は間違いなく、多くの人にとって比較的「快適」を言えるものだとは思います。
私はエアロテックよりも規模が小さくなったエアロテックFit を使っているわけですが、例えば冷暖房の効きが悪いなど、性能について「エアロテックにほれ込んだ時のあの感動の体感(展示場にて)」と比べてがっかりするようなことは、現時点で一つも感じていません。
機能や性能、メンテナンスなど全体的にほぼ満足しています。エアロテックFit のなかった前の家と比べたら、快適性は最高に満足です。
空気清浄機やエアコンを設置することなく、空気清浄の済んだ、部屋の上下左右にムラのない温度の空間に住めて、しかも電気代はエアコンを使っていたときより安い・・・。
それだけで魅力的なエアロテックFit 。
エアロテックFit と、それを組み込んだ「スマートオーダーFit 」という商品が発売されたことで、価格帯的になんとかエアロテックFit のある暮らしを手に入れられた私としては、エアロテックFit に感謝感謝ですし、これを読んでくださったあなたにもおすすめしたい気持ちでいっぱいです。(価値観は人それぞれなので、あくまで主観的に、ですが。)
この記事が、エアロテックFit が気になられたあなたのお役に立てたなら幸いです。
読んでいただきありがとうございました!
★エアロテック関連 この記事もおすすめ → 全館空調はコロナにも効果的?換気は?実際住んでる感想!~三菱地所ホームエアロテック | 心地いい家~ここブログ (kokochiiiie.com)
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